RIF プラットフォームの進化2019年度の達成 & マイルストーン

ガブリエル・カーマン– RIFストラテジスト
2020年1月21日

2015年にRSK が誕生して以来、Bitcoin およびブロックチェーン技術が社会に及ぼす潜在的なプラスのインパクトは私たちの取り組みや目的意識の推進力となってきました。そして、5年に及ぶ懸命の取り組みを経て、ならびにBitcoin マイナーやグローバル・コミュニティによる計り知れないほどのサポートを受けて、RSK は世界で最も安全性が確保されたスマートコントラクト・プラットフォームへと成長を遂げ、Bitcoin の総ハッシュパワーの50% 以上を占め(ATH:66%)、マージマイニングを通じて発展してきました。

同時に、Bitcoin サイドチェーンとしてのRSK の重要性は、業界全体の分散型金融ソリューション(DeFi)というワクワクするようなエコシステムの成長に伴い、ますます明白となってきました。私たちのグローバル社会にとっての分散型でcensorship-resistant(検閲への耐性、ネットワークを潰すことが実質不可能)なSoV(価値貯蔵)としてのBitcoin の卓越した重要性こそBitcoin のproof-of-work(プルーフ・オブ・ワーク)および傑出したセキュリティと信頼性を実現するのです。RSK は付加的なDeFi ソリューションを可能とするこうしたインフラとセキュリティによる恩恵を享受し、マイナーにとってのさらなる収益獲得を実現しつつ、Bitcoin 技術の可能性を最大限に拡張しています。

しかしながら、より分散型で公正なインターネットを全般として実現するうえで、こうしたツールを使用することなく分散型の金融システムを構築するのにとどまるのは褒められることではないでしょう。そうした背景から、私たちはRSK Infrastructure Framework(RIF)の開発にも着手してきたのです。

RIF サービススイートの主目的はBitcoin およびRSK インフラに加え、完全分散型アプリケーションとシェアリング・エコノミーの構築を可能にすることです。従って、RIF サービスはインターネット上の制御や悪用という最重要ポイントに取り組み、そういった障害や問題点を分散化するオープンソースのプロトコルを世界中のユーザーに提案します。

RIF Identity およびRNS(RIF Name Service)は個人を保護し、より容易なブロックチェーンのインタラクションが大量導入を推進することができるよう、自己主権型アイデンティティ(SSI)を推進することを目的とします。 2019年度中、私たちは 1月にパブリック利用向けのName Servicesを実装し、6月にはその機能性を拡張して業界のあらゆるブロックチェーンによるドメインを管理し、2019年度末に、プロセスの一部としてオークションを除去する、新規の登録プロセスをリリースしてRNS のいっそうフレンドリーかつ手軽な利用、ならびに大量導入の後押しを実践してきました。

RIF Paymentsおよび Lumino ネットワークが実装となったのは2019年5月のConsensusの場で、ブロックチェーンのスケーラビリティおよび何千という数のマイクロ・トランザクションが#DeFi4Bitcoin の一部として安価な金融包摂ソリューションの推進を可能にすることとなりました。そして、すでに可能となっている最もエキサイティングな用途の1つがMoney On Chain on RSK によって導入されたBitcoin ベースのステーブルコインであり、オフチェーンのマイクロ決済がLumino にて利用できます。

さらに、間もなくリリースされることになっているLumino Light Client は現行の金融システムから取り残されているユーザーのニーズに応えるのに不可欠なモバイル・アプリケーションの推進、ならびに完全な相互運用にあたってのLightning Network との最大限の互換性維持を目的に考案されています。

RIF Storage は分散型の経済インセンティブを主要な分散型ストレージ・ネットワークに追加して持続可能性を向上させ、インターネット上の最も集中的な要素の1つを解消すべく考案されています。2019年度の主要なマイルストーンはRIF Storage とSwarm チーム間の緊密な協調と連携でした。また、2020年第1四半期中、私たちはIPFS の永続的なストレージ向けに分散型「ピンニング」サービスの機能POC を実装することも期待しています。 6月には、Swarm とのパートナーシップ にて、画期的なストレージ・ソリューションの開発に着手することを発表し、後半の数週間にて、 RIF Storage Tesnetをパブリック利用向けに展開しました。

RIF ファミリーの最新サービスの1つがRIF Gateways で、これは外部システムとのやり取りにあたって安全かつ改ざん防止メカニズムをブロックチェーンに提供します。その主要コンポーネントはoracle サービスであり、これは「実世界」の情報、ならびにその他のアプリケーションによるブロックチェーン監視と特定イベントへの反応を可能にするトリガをスマートコントラクトに提供することができます。Lumino Notifier はRIF Gateways スイートの最初の実装であり、当社のリサーチチームによるRIF Gateways Whitepaper と併せて間もなくリリースされます。

ウルグアイのLabitconf 2019 開催中、RIF Communicationsチームはチャットワークの分散化についての初のデモを実施しました。2020年第1四半期中、チームはさらに、重要な礎としてこうしたコミュニケーション・レイヤーに分散型の経済インセンティブを追加して分散型の社会ネットワークの実現に取り組むこととなります。最近のIOV Labs ファミリーへのTaringa!(ラテンアメリカ最大のソーシャルネットワーク)追加ですが、Taringa! の何百万という数のユーザーにRIF サービススイート全般の恩恵にてサービス提供するユニークな機会が誕生しました。

2019年度はRIF にとっては、RIF with RNS およびRIF Lumino の実装や製品進化、ならびにRIF Storage やRIF Communications の進展があり、実に刺激に富んだ1年となりました。

こうしたことのいずれもBitcoin 関係者、RSK パートナー、Ethereum、スマートコントラクトのコミュニティ、ブロックチェーンのエコシステム全体による素晴らしいサポートなしには為し得なかったと思われ…他の人にしてみれば仲間か敵かというような状況でも、私たちは共にイノベーションと機会平等に対する価値と熱意を共有してゆきたいと考えています。

2019年度中にこうした目覚ましい成果を実現できたのはみなさんのおかげに他なりません。2020年がオープンソースのイノベーション、破壊的創造、分散化に満ちた1年となることを願っています。

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